@今週の洋楽 ムーンライト・シャドウ Moonlight Shadow マイク・オールドフィールド Mike Oldfield マギー・ライリー Maggie Reilly

今週の洋楽 ぶろっこり

音楽大好きの ぶろっこり が、気ままに気になる気分のミュージックをお送りする @今週の洋楽 。

今回は、「ムーンライト・シャドウ Moonlight Shadow 」マイク・オールドフィールド Mike Oldfield feat.マギー・ライリー Maggie Reilly をピックアップ。

洋楽のサイトを覗きながら、「ムーンライト・シャドウ」といえば、よしもとばななのデビュー作「キッチン」に収録されている短編「ムーンライト・シャドウ」を思い出される方も多いだろう。それはあながち間違いではない。そうこの作品はこの曲にインスパイアされたものなのだ。

まあ、知ってますよね。

「ムーンライト・シャドウ Moonlight Shadow」は、イギリスのマイク・オールドフィールド Mike Oldfield が1983年にリリースしたシングル。ヨーロッパ中心にヒットし、各国でチャート1位・2位、本国イギリスでも4位にくい込んでいます。作詞・作曲もマイク・オールドフィールドMike Oldfieldで、歌はマギー・ライリー Maggie Reilly がフィーチャーされています。

「ムーンライト・シャドウ」収録のアルバム「クライシス Crises」

マイク・オールドフィールドのソフトでさわやかなメロディをスコットランド出身のマギー・ライリーが美しいで声で歌っています。英語の発音のせいでしょうか、とても美しい。耳に残ります。ギターのカッティングやソロもマイク・オールドフィールドで、中毒性のワクワク感があります。

Moonlight Shadow Mike Oldfield  ft. Maggie Reilly 1983

[Verse 1]
The last that ever she saw him
Carried away by a moonlight shadow
He passed on, worried and warning
Carried away by a moonlight shadow
Lost in a riddle that Saturday night
Far away on the other side
He was caught in the middle of a desperate fight
And she couldn’t find how to push through

[Verse 2]
The trees that whisper in the evening
Carried away by a moonlight shadow
Sing a song of sorrow and grieving
Carried away by a moonlight shadow
All she saw was a silhouette of a gun
Far away on the other side
He was shot six times by a man on the run
And she couldn’t find how to push through

[Chorus]
I stay, I pray
See you in Heaven, far away
I stay, I pray
See you in Heaven one day
You might also like
Time After Time
Cyndi Lauper
Rockin’ Around The Christmas Tree
Brenda Lee
Down Under
Men at Work
[Verse 3]
Four A.M. in the morning
Carried away by a moonlight shadow
I watched your vision forming
Carried away by a moonlight shadow
Stars move slowly in the silvery night
Far away on the other side
Will you come to talk to me this night?
But she couldn’t find how to push through

[Chorus]
I stay, I pray
See you in Heaven, far away
I stay, I pray
See you in Heaven one day

[Guitar Solo]

[Outro]
Far away on the other side
Caught in the middle of a hundred and five
The night was heavy and the air was alive
But she couldn’t find how to push through
Carried away by a moonlight shadow
Carried away by a moonlight shadow
Far away on the other side
But she couldn’t find how to push through

いつものぶろっこり訳です。

月明かりの影

彼女が彼を最後に見たのは
月明かりの影にさらわれる姿
彼女のことを心配し案じながら
月明かりの影にさらわれてしまった彼
あの土曜の夜の不可解な出来事
彼はいってしまった 遠い彼岸へ
彼は無謀な争いに巻き込まれた
それを彼女はどうすることもできずに

夕暮れにささやく木々は
月明かりの影にさらわれて
悲しみと嘆きの歌を奏でる
月明かりの影にさらわれて
彼女が見のは拳銃のシルエットだけ
彼はいってしまった 遠い彼岸へ
逃亡中の男に6発も撃たれて
それを彼女はどうすることもできずに

私はとどまり祈る
遠い天国であなたに会えることを
私はとどまりそして祈る
いつの日か天国であなたに会えることを

早朝は4時
月明かりの影にさらわれて
あなたの姿がぼんやりと見えてくる
月明かりの影にさらわれて
銀色の輝きの中で 星はゆったりと動く
遙か遠くの向こう岸
今夜 お話しするため帰ってくる?
でも 彼女はどうすればよかったのだろう

私はとどまり祈る
遠い天国であなたに会えることを
私はとどまりそして祈る
いつの日か天国であなたに会えることを

彼女が彼を最後に見たのは
月明かりの影にさらわれる姿
105人の人々が集まるその中で
月明かりの影に誘われて
夜は重く 空気は生きて動いていた
しかし彼女は突き進む術を見いだせず
月明かりの影に誘われていく
月明かりの影に運ばれていく
遙か遠くの向こう岸
彼女は突き進む術を見いだせなかった

この曲は、いくつかのヴァージョンがあります。歌詞も少しちがいます。初めの部分は Lost in a river that Saturday night と Lost in a riddle that Saturday night の2種類がありました。責任者出てこい。笑。また、Caught In the middle of a hundred and fiveはどうゆう意味でしょうか。ロング・ヴァージョンでは、その前にThe crowd gathered just to leave him が追加されています。ほんと、ちゃんとしてくれよっていいたくなるのはぶろっこりだけ。

死んでしまった恋人にいつか天国で会えることを祈るという歌詞は、ジョン・レノンが殺された事件を歌ったと言われていました。しかしマイク・オールドフィールド自身がインタビューで「ジョン・レノンが殺された1980年12月8日の夜に、ダコタ・ハウスの近くのヴァージン・レコードにいたことから、潜在意識に事件のことがあったかもしれないが、元々は奇術師ハリー・フーディーニの伝記映画『魔術の恋』にインスパイアされた曲」と、否定しているそうです。でも、追悼の曲としてぴったりだなぁ。

マイク・オールドフィールドは、ヴァージン・レーベルで最初のアーティスト。それよりも一般的には映画「エクソシスト」のテーマ曲に使われた「チューブラー・ベルズ Tubular Bells 」が有名。

この他にも、数多くのヒット曲がありますがそれはまた別の機会に。

最後までご視聴いただきありがとうございました。

それでは、また。#339

コメント